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春日野学区の村社紹介


八幡社 と村上社(大クスノ木)

4世紀後半~5世紀初頭ごろの天皇と推定され、軍神八幡神としても信奉された第15代天皇應神天皇を祭神としていますが、創建は不詳です。境内には、弥生時代から古墳時代にかけての遺跡である「桜田貝塚跡」や「桜田へ 鶴鳴き渡る年魚市潟 潮干にけらし 鶴鳴き渡る」と詠まれた高市連黒人の万葉歌碑が建てられており、「桜田勝景碑」や「棒術碑」も建立されています。

現在「八幡社」は、13町内氏子の皆様方にご支援を頂きながら、境内の清掃と10月の例大祭や正月の元旦祭を執り行っています。

また、社務所では、毎月第一金曜日に春日野学区の民生・児童委員およびボランティアの方々による「喫茶サロン”よりゃーせ”」が開かれ、地域の交流場所としての役割も果たしています。

桜神明社

桜神明社の本殿は、古墳の上に建ち、名鉄本線「桜駅」から南へ歩いて約3分の所にあります。1000坪を超える境内は、第一鳥居から手水舎、第二鳥居、拝殿、神饌所、そして本殿へと続きます。墳頂に本殿、麓に拝殿、その中間に神饌所があるのが特徴です。

主祭神は「天照大御神」ですが、相殿神は、現在の鯛取通、桜台一丁目付近にあった「熊野三社」を大正5年(1916年)に合祀したこともあって、多くの神々が祀られています。また境内社として「秋葉神社」、「津島神社」もありますので、皆さんの願い事はほとんど叶えて下さるものと思います。現在名古屋市の指定文化財になっている「桜神明社古墳」は、5世紀前半の築造で、高さ5.5m、直径約42mの大型の円墳です。なお、郵送ではありますが、御朱印も扱っています。

 

 



棒の手


境内には無形文化財「桜棒の手」を伝える第八高等学校(現、名古屋大学)校長の大島義修氏の「棒術碑」があります。安政6年(1859年)8月から大正5年(1916年)8月までの免許皆伝者110人も刻まれています。「棒の手」の発祥の年代は定かではありませんが、当地では戦国時代の後期頃、盗賊などから地域を守るために自然発生的にでき、数百年間伝承されてきたと伝えられ、区民には年に数回、区役所や八幡社境内などでその術が披露されます。